日本乳業協会は4日までに、能登半島地震の被災地に向け、会員乳業各社の協力で、粉ミルク100缶、液体ミルク200本を緊急支援した。すでに粉ミルクは現地に到着し、避難所で活用されている。

 能登半島地震の対策本部を設置している農水省が被災地からの要請を受け、乳協に依頼したもの。乳協は2日付で粉ミルク100缶(おおむね1缶800㌘)、3日付で液体ミルク200本(1本200㍉㍑)を、支援物資集積所の石川県産業展示館(金沢市)に向け発送した。

 乳協は「会員大手乳業に必要量の確保をお願いし、被災地近くの在庫をかき集めてもらった。今後も国からの要請があれば、会員乳業各社の協力を得ながら対応していきたい」としている。