〔札幌〕北海道酪農検定検査協会は27日、2024年度検定員中央研修会を札幌の共済ホール(共済ビル6階)で、翌28日に検定情報活用研修会をANAクラウンプラザホテル札幌でそれぞれ開く。厳しい酪農情勢下、牛群改良や飼養管理の高度化に向けて検定情報の重要性が高まっており、その効果的な活用について意識共有を図る。

 中央研修会では、ホクレン畜産生産部生産技術課の土井敬太氏が「乳牛の健康を踏まえた乳成分と乳量の向上」について講演、有限会社ミズノの水野穣治氏が事例報告する。このほか、直木賞作家の河﨑秋子さんが「牛の乳しぼりをしながら考えた」と題して特別講演する。28日の研修会では、乳脂肪に着目した飼養管理や酪農現場の乳検データ活用事例について専門家が情報提供する。

 いずれも参加費は無料。申し込み締め切りは今月10日。申し込み・問い合わせ先は、同協会乳牛検定部(FAX:011-281-3798、Email:kentei01@hmrt.or.jp)。