日本酪農乳業史研究会は15日、シンポジウム「北海道における酪農乳業の展開と協同組合の役割」をオンラインで開く。北海道酪農は減産や改正畜安法の影響で岐路に立たされているとして、戦前・戦後を通して協同組合による共販体制を作り上げてきた歴史を振り返り、その意義と役割を改めて考える。報告者とテーマは次の通り。
安宅一夫・酪農学園大学名誉教授「未曾有の酪農危機を歴史に学ぶ」▽井上将文・北海道大学文学研究院専門研究員「昭和戦前期における連続凶作と北海道酪農の形成」▽高宮英敏・酪農乳業速報取締役「北海道酪農の発展に果たした酪連を中心とする産業組合の歴史と業績」
モデレーターはミルク1万年の会の前田浩史代表世話人が務める。シンポジウムの詳細と参加申し込みは酪農乳業史研究会ホームページまで。当日の模様は終了後にユーチューブなどで限定配信する予定。