〔札幌〕よつ葉乳業はこのほど、月刊宣伝会議が主催する広告コンテスト「宣伝会議賞」の中高生部門に課題協賛企業として参加し、「牛乳の見方が変わる言葉のアイデア」の募集を始めた。中高生に牛乳や酪農の新しい価値を見つけてほしいとの思いから、キャッチフレーズなどを広く募っている。
宣伝会議賞は1962年から始まり、これまで60回以上にわたって開催されてきた日本最大の公募型広告賞。若手コピーライターらの登竜門としても知られており、2016年には、学生のみが応募できる中高生部門が新設された。
よつ葉の課題協賛は昨年に続き2回目。前回は「中高生がもっと牛乳を飲みたくなるアイデア」を募集し、4739の作品が集まった。それらは、▽首都圏エリアを走る京急電鉄の中吊り広告▽キャンペーンソングの歌詞▽直営カフェ「よつ葉ホワイトコージ」で牛乳を提供する際に使用する紙コップへの掲載―などの形で活用してきた。今回は、牛乳や酪農の新しい価値を見つけるため、これまでのイメージにとらわれないフレッシュな視点でのアイデアを募集する。
同社は「宣伝会議賞を通して10代の若者にもっと酪農を身近に感じてもらいたい。今回の取り組みが牛乳の消費拡大にもつながれば」と期待を込める。応募作品の活用方法は現時点で未定だが、「様々な形で活用していきたい」と話している。
募集対象は国内外の中高生(通信制含む)。宣伝会議賞オフィシャルサイトで募集しており、応募期間は11月1日まで。入賞作品は「宣伝会議」2024年4月号(3月1日発売)誌上で発表する。