北陸4県の指定団体、北陸酪連(新潟市)は4日、石川県の求めに応じ、他の指定団体にミルクローリーの提供を要請した。能登半島を中心に被災地では今も断水状態が続いており、ローリーに水を積んで届けるのが目的。最優先は避難者の飲用水など生活用水だが、乳牛の飲み水やパイプラインの洗浄水を確保できていない酪農家もおり、そうした牧場への供給も急がれている。
北陸酪連によると、最大被災地・能登半島の酪農家の状況については、4日午前11時現在も大きな改善は見られず、断水や停電が続く厳しい状態。なかには搾乳できている酪農家もいるが、道路の寸断でローリーが向かえないため、生乳廃棄を強いられている。