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2023.07.05
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北海道の乳価交渉、乳業は酪農情勢理解も需要減退懸念

　〔札幌〕ホクレンと乳業各社の乳製品向け乳価期中引き上げ交渉がまとまらない。乳業各社とも、酪農家の苦境は理解しており、一部の乳業トップからは「ある程度の値上げは必要」と前向きな発言も飛び出している。ただ、妥結に向けて立ちはだかる壁が価格引き上げによる需要減退への懸念だ

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    鈴木宣弘（すずき・のぶひろ）＝1958年三重県生まれ。82年東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学教授を経て、2006年より東京大学教授、24年4月から現職。専門は農業経済学、国際貿易論。食料・農業・農村政策審議会委員(会長代理、企画部会長、畜産部会長、農業共済部会長)、財務省関税・外国為替等審議会委員、経済産業省産業構造審議会委員、JC総研所長、国際学会誌Agribusiness 編集委員長を歴任。一般財団法人食料安全保障推進財団理事長。主な著書に『食の戦争』(文藝春秋)、『悪夢の食卓』(角川書店)、『だれもが豊かに暮らせる社会を編み直す: 「鍵」は無理しない農業にある』(共著、筑波書房)、『農業消滅～農政の失敗がまねく国家存亡の危機』(平凡社新書)、『協同組合と農業経済～共生システムの経済理論』(東京大学出版会)、『世界で最初に飢えるのは日本～食の安全保障をどう守るか』(講談社)など。
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