〔札幌〕北海道の酪農主産地・釧路管内の農協らによる就農相談会が22日、東京で開かれる。相談は無料で、酪農に興味があれば誰でも参加できる。主催は釧路担い手対策推進グループ。事務局の釧路農協連は「酪農業界は担い手確保が最重要課題の一つ。就農相談会を通して釧路酪農の魅力を広くアピールしたい」と話している。
就農相談会は基本的に毎年2回開催しており、コロナ禍でもウェブを活用して実施するなど、釧路酪農の担い手確保に向けて地道な取り組みを続けている。
今年は釧路太田農協、浜中町農協、摩周湖農協、釧路丹頂農協、阿寒農協に、標茶町担い手育成協議会、釧路農協連を加えた7団体が参加。新規就農についての相談から生活環境・暮らしの支援に関すること、法人の求人情報まで幅広く来場者の個別相談に対応する。
参加農協らは「就農者、酪農ヘルパー、実習生大募集!」「自然豊かな道東・釧路で牛飼いをしませんか」「新規就農支援がさらに充実」「研修から就農まで全面サポートします。気軽に相談を」と呼びかけている。
事前予約のほか、オンライン参加も可能。問い合わせは釧路農協連まで。大阪でも27日に就農相談会を開く。