「酪農乳業速報2023夏季特集」
「酪農乳業速報2023夏季特集」

 酪農乳業速報は7月31日付で「酪農乳業速報2023夏季特集」を発行しました。

 特集面は「待ったなし!GHG削減」。地球温暖化に歯止めをかけるため、世界中でGHG(温室効果ガス)の排出削減が強く求められています。酪農乳業界も例外ではありません。特に牛のゲップに含まれるメタンガスは、CO2(二酸化炭素)よりも温室効果がはるかに高いとされています。今後も酪農乳業が持続可能であるためには、GHG排出削減は待ったなしの重要課題です。

 そこで今号では、GHG削減に向けた取り組みについて、関係機関に寄稿(一部インタビュー)をお願いしました。執筆者は▽吉戸紀子・農水省畜水産安全管理課課長補佐▽北海道農政部畜産振興課▽天沼弘光・明治ホールディングスサステナビリティ推進部サプライチェーングループ長▽引地聖和・明治調達本部酪農部長▽松山将卓・フォンテラジャパン経営企画部マネージャー―の5者です。

 表紙とカラー記事は、ビタミンなどの栄養素や飼料添加物などを扱うDSM(本社オランダ)。サステナビリティ経営の先駆者としても世界的に知られているグローバル企業です。酪農分野では、牛のゲップ中のメタン発生を削減する飼料添加物「Bovaer(ボベアー)」が注目を集めています(日本では承認申請中)。日本法人の丸山和則社長にインタビューし、同社の取り組みや、世界でのボベアーの活用状況、持続可能な日本の酪農産業の構築に向けた課題などを聞きました。

 夏季特集ではこのほか、酪農危機への対応をテーマにした経営コンサルタントの特別寄稿や、各地の酪農乳業の取り組みなどを掲載しています。全72㌻で、税込み2200円。目次閲覧や購入は、こちらから可能です。