明治は3日、富山県砺波市との間で、同市市民の健康をテーマとした「体調管理パートナー契約(包括連携協定)」を結んだと発表した。同市の健康増進の取り組みを応援する。松田克也社長は都内で開いた記者発表会で「砺波市民の皆さんの健康を支え、その先にある明るい暮らしやマチの活性化を応援したい」と強調した。

 砺波(となみ=1073)の発音が、明治の乳酸菌「1073R-1乳酸菌」の名称と共通することに着想を得たことや、明治が掲げるサステナビリティー(持続可能性)実現の精神と通じることから連携に踏み切った。「街の強さひきだすプロジェクト」と題し、同市の「1073体調管理チーム」を中心に、①市民間の交流促進②体調管理・食育の啓発③R-1の飲用機会提供―などの活動を協力して行う。慶応義塾大学の前野隆司教授の監修を仰ぐ。

 記者発表会で夏野修砺波市長は「R-1の力を借り、生涯健康で住みよいマチづくりにつなげたい」と意気込んだ。会場には、同市出身の人気動画クリエイター、はじめしゃちょーも特別ゲストとして駆けつけ健康維持の重要性を語った。はじめしゃちょーはR-1ヨーグルトを毎日飲んでいるとして「(おいしさなど商品の魅力は)私で証明済み。体調の維持には腸内環境を整えることも大事だ」などと訴えた。

 松田社長は「R-1乳酸菌の特徴である『強さを引き出す』働きは、これからの日本の将来にも必要だ。我々は食の提供で暮らしに貢献していきたい。今回のプロジェクトのような取り組みが、全国に広げられたらいいなと考えている」と力を込めた。



左から松田明治社長、夏野砺波市長、はじめしゃちょー