淡路島牛乳(兵庫県南あわじ市)は9月上旬から、「淡路島牛乳」(1000㍉㍑)の広告欄に「ご当地牛乳トレーディングカード」を掲載して発売する。牛乳の魅力を発信しているグラフィックデザイナー、ミルクマイスターⓇ高砂さんとの共同企画。他の乳業メーカーの牛乳パックにも今後掲載される。全国各地の牛乳トレカを集めたり、それらを使用したゲームを楽しんだりと、消費者に新たな価値を提供し消費拡大につなげたい考えだ。
カードのデザインは高砂さんが手がけた。牛乳パックのシルエットを背景に淡路島牛乳のロゴを前面に押し出したもので、商品や産地の特徴も記してある。紙パックから切り取って複数枚集めれば、デッキにして対戦ゲームを楽しめる。広告欄には、懐かしい牛乳ビンのふたのイラストも掲載。子ども時代にふたを集めたことのある大人は、その感覚を再び味わうことができる。
今回の企画は、同社が高砂さんに対し、「牛乳の広告欄を使用して何か酪農・牛乳業界の活性や全国の牛乳消費につながることができないか」と相談したところ、高砂さんから牛乳トレカを提案されたという。同社は「この企画を機に牛乳を飲んでみたいという人が増え、業界全体の活性化につながればうれしい」と話している。
ご当地牛乳トレカ第2弾は、広島協同乳業(広島県北広島町)の「おいしい牛乳 県北搾り」(1000㍉㍑)。淡路島牛乳と同じく、広告欄にカードと牛乳ビンのふたのイラストを掲載した製品が10月に発売される予定だ。トレカゲームの遊び方などは、ご当地牛乳トレカのホームページに詳しく説明されている。